自動ブレーキ付車のフロントガラス交換や車体修理などを行った後に必要になるのがこのエーミング作業です。今回はスズキのデュアルレーダーブレーキサポート車のエーミングの様子をご紹介します。
フロントのエンブレムを基準にフロント部のセンターを出します
リヤのエンブレムを基準にリヤ部のセンターを出します
前後のセンターをラインで繋ぎ、車両センターを決めます
センターライン上において、メーカー修理書に記載されている既定の位置を測定します。この規定の位置にターゲットを合わせる必要があります。
これがカメラに読み込ませるターゲットという物になります。前後位置はもちろんのこと、ターゲットの間隔や高さ、サイズまで全て既定があります。
スキャンツールはある部分に差し込む事でその車の情報が全てこのスキャンツールで読み込むことが可能です。エーミングもこのスキャンツールを用いて行います。エーミング実施して一発で成功しました。画像では見えにくいですが「エーミング実施状態」が「実施済」になっています。
通常エーミング作業が完了したのち、スズキ車の場合は走行による自動調整という作業があります。既定の走行条件で一定距離を走行し、スキャンツールで実施済みになったら完了です。
最後にもう一度スキャンツールで異常が無い事を確認します。自動ブレーキ等が付いた車両を修理する場合、このエーミング作業が必要になる事が増えてきています。しっかり修理することは勿論ですが、このエーミングを行わないと折角の自動ブレーキが万一の時に正常に作動しない可能性がありますので、信頼できる工場で確実な作業をお願いいたします。